混雑している、遅い。そんな通勤客のイライラがついに解消される。小田急電鉄の悲願である「複々線化」がついに完了。それによって鉄道の利便性をどう高めていくのか、星野晃司社長に聞いた。

ほしの・こうじ●1955年生まれ。78年早稲田大学政治経済学部卒業、小田急電鉄入社。小田急バス社長などを経て2017年から現職。(撮影:尾形文繁)

──複々線化では、朝ラッシュ時の始発列車を6本新設するなど、多摩センターの利便性拡大が注目されています。

当社線と京王相模原線はどちらも新宿に向かう路線だが、相模原線の利用者のほうが多い。当社線のシェアを高めたいとずっと考えてきた。多摩センターの始発列車を新設することで、座って通勤できる。これで当社線にシフトするお客様が出るのではないか。

──複々線化の増収効果は50億円強という試算ですが。