帰敬式(ききょうしき)のために電気が消えた西本願寺。柱の金色と襖絵、欄間がわずかな自然光を拾う

自腹での新幹線代は痛い。月一ペースで海外に出掛けている筆者は特にそう感じる。東京と関西を普通車で往復すると、2017年2月に成田からニューヨークを往復した際の航空券代とほぼ同額なのだ。

それにもかかわらず、17年10月、京都・奈良へ週末旅行に出掛ける際、利用することになった。東京から京都に行くのにLCCの成田・関空経由は時間と金銭のロスが大きすぎるのだ。

2名以上で新幹線を利用して往復する場合に最も安いのは旅行会社のホテル付きパッケージだが、今回は妻と行き帰りともに別々の時間帯。そこでEXグリーン早特を利用した。東京─京都間のひかりグリーン車で普通車より460円高いだけの1万3860円。以前は年会費が1080円のエクスプレス予約の会員でないとこの割引は適用されなかったが、17年秋から登録料無料のスマートEX会員でも利用可能となった。

美食を求め近畿を転戦

京都は妻の「縄張り」である。夫婦間で自分の得意なエリアは自分の「縄張り」として、そこについて行くときはお互い、余計な口出しはしない。中立地に近いところは微妙なのだが。

まずは京都国立博物館で国宝展へ。開館前から雨の中で長蛇の列。遅めの時間のほうがむしろすいているらしい。

昼は京都で懐石料理、甘味どころと続き、夜は大阪の木津市場内にあり、魚介類に特化したイタリア料理店、「イル ポーベロ ディアヴォロ」へ。妻のプランは体力と胃袋の戦いとなる。