「スタートアップワールドカップ」の日本予選では、10社が英語で事業計画を発表した(撮影:梅谷秀司)

「インクレディブル!アンビリーバブル!」。10月18日、起業家の世界一を争う「スタートアップワールドカップ2018」は都内で日本予選を開催。日本代表の座を勝ち取ったセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ(SDL)の阪根信一社長はそう連呼し、喜びをあらわにした。

大会の仕掛け人は、米フェノックスベンチャーキャピタルのアニス・ウッザマンCEOだ。米国シリコンバレーが拠点だが、日本でも数多く出資。9月29日に東証マザーズに上場したマネーフォワードはフェノックスの投資先だ。世界100社以上のベンチャーに投資している。

ウッザマンCEOは東京工業大学卒、東京都立大学(現・首都大学東京)で博士号を取得した知日家。「米国の起業家はよくも悪くもいいかげん。約束を破っても何食わぬ顔をしている。が、日本の起業家は皆、まじめ。大手の事業会社と組むうえで、そのまじめさは長所になる」と評価する。

今回予選を勝ち抜いたSDLは2014年設立のベンチャー。画像解析やAI(人工知能)など最先端の技術を駆使し、洗濯した衣類を畳んで仕分ける洗濯乾燥機「ランドロイド」を開発した。16年の家電見本市CEATECでお披露目され話題となったが、1台185万円と高額で売れ行きは芳しくない。

審査員の國光宏尚gumi社長がその点を突くと、「それなりにオーダーはある。量産化で1台20万円以下になるように開発した」と阪根社長は胸を張った。

SDLは来年5月、米国サンフランシスコでの世界大会に出場する。優勝賞金は1億円だ。去年の大会では日本のロボットベンチャー、ユニファが優勝した。