スーパーで普段何げなく手に取っているパック詰めされた生鮮食品や弁当、総菜類。これらの容器の製造・販売最大手がエフピコだ。

本社は広島県第2の都市、福山市にある。福山市には福山通運や紳士服の青山商事、作業着大手の自重堂など、各業界大手のオーナー系上場企業の本社が複数ある。

エフピコもその一つだ。創業者、小松安弘前会長は、1937年に福山市に隣接する岡山県井原市で生まれた。独立心の強かった同氏は日本大学経済学部を卒業後、2年間の会社員生活を経て帰郷。62年に福山パール紙工(現・エフピコ)を創業した。

同社によると食品トレーで国内シェア3割を持つ業界1位だという。障害者雇用にも力を入れており、現在グループ全体で約370人が働いている。小松氏は生前、福山市立大学への寄付や、ふくやま美術館に国宝の太刀を寄託するなど地元に貢献した。