本社は大垣駅から車で15分ほどの所にある。POSデータを分析した商品開発と店舗構成で業界に変革をもたらした(撮影:今井康一)

100円ショップ大手のセリアが岐阜県大垣市を本拠に急成長を続けている。

創業は1985年。100円ショップ黎明期に現在のセリア社長である河合映治氏の叔父が会社を起こした。100円ショップはバブル経済崩壊、円高、デフレ進行を追い風に急速に成長、セリアも順調に売り上げを拡大した。

2000年ごろになると競争の激化から淘汰が進み、業界のガリバーで全国に展開する大創産業(ダイソー)に、関東地盤のキャンドゥ、東海地盤のセリア、関西地盤のワッツの3社が挑む寡占の構図ができ上がった。

もっともその頃は業界大手とはいえ、キャンドゥに次ぐ3位。大創とは大差があり、確固たる地位を築いていたわけではない。

現在の急成長をもたらすきっかけとなったのが、河合社長(当時常務)が音頭を取って始めた情報化だ。04年にPOSシステム、06年にはそのデータを基にした発注支援システムを導入した。