出る杭打たれる風土で次世代育成に使命感

主力の「アースミュージック&エコロジー」は中国や台湾など海外にも進出。国内外で354店舗を展開する

幅広い世代の女性に人気のブランド「アースミュージック&エコロジー」などを展開するストライプインターナショナル。

創業者である石川康晴社長は岡山市で生まれ育ち、23歳のとき、この地で会社を立ち上げた。グローバル企業となった今も、本社は岡山に置く。その裏には、石川社長の「納税をしながら雇用を創出し、地域に恩返しをしたい」という思いがある。

ストライプ インターナショナル 社長 石川康晴(撮影:梅谷秀司)

地域貢献への取り組みとして、地元で開かれる現代アート展やマラソン大会の後援、ベンチャー企業支援などを行っている。この中でも特に力を注ぐのがベンチャー企業の誕生をサポートする試み、オカヤマアワードだ。

「岡山は保守的な風土が残っていて、出る杭は打たれるマーケット。当社が次の世代をしっかりと育てて第二のストライプを作っていかないと、また保守的な岡山に戻ってしまう」という考えから2010年に石川社長が創設した。

岡山の活性化に貢献し、次世代のリーダーとなるような若手起業家や文化人、研究者を毎年表彰する。表彰式には知事や市長のほか、地元経済界の重鎮も参列する。普段はあまり接点のない、地域の昔からのリーダーと若手との橋渡しの役割も果たしている。