次のFRB(米国連邦準備制度理事会)議長は誰になるのか。トランプ大統領が近く指名する見込みだ。主な候補は4人で、ジャネット・イエレン議長の再任、ジェローム・パウエルFRB理事、ゲイリー・コーン国家経済会議(NEC)委員長、ケビン・ウォルシュ元FRB理事と伝えられている。

このうち、コーン氏は8月にバージニア州で起きた白人至上主義団体とそれに反対する人々の衝突事件の際、トランプ氏の発言を批判したことがあり、2人の不仲説が出ている。

市場関係者の間では、イエレン氏の再任説が根強い。トランプ氏は大統領選挙期間中とは打って変わり、イエレン氏に関し「よい仕事をしている」「候補であることは間違いない」とコメント。「低金利人間」を自称するトランプ氏は、イエレン氏も「低金利を好む人物だった」とも述べた。これらが再任説の根拠になっている。

ただし、オバマ前大統領の実績をことごとく否定するトランプ氏がオバマ氏の指名した議長を続投させるのだろうかとの疑問も湧く。

パウエル氏は共和党員で、ブッシュ(子)政権下での財務次官という点で有利だが、政策ではイエレン氏と変わらないとみられている。