19年の量産を目指すG4。販売予定価格は4000万円と富裕層向け

発進から3.7秒で時速100kmに達する、EVスーパーカー「GLM G4」。2019年にG4の量産販売を目指すGLMは、もともと京都大学発のEVベンチャーだ。

伝説のスポーツカー「トミーカイラZZ」をEVでよみがえらせ、部品・部材メーカーやEVベンチャー向けにプラットフォーム開発を請け負う事業を手掛けている。

そんな気鋭の和製EVベンチャーが、今年7月、香港の投資企業・オーラックスホールディングスの傘下に入ると発表した。なぜか。GLMの技術本部長の藤墳(ふじつか)裕次氏は、「モノづくりには数百億円の投資が必要。日本では調達の壁を感じていた」と話す。

GLMは、これまで日本で100社以上のベンチャーキャピタル(VC)に資金調達を依頼したが、断られ続けたという。大手VCの目は厳しく、数億円の支援は受けられても、量産化に必要な多額の資金を調達するのは困難だった。

一方、EV開発を国策として推進する中国では、15年にEVメーカーの設立要件が緩和。その前後からEVベンチャーが次々誕生した。今年7月に資金繰りの悪化で創業者が辞職した楽視網など問題企業も現れる一方、テンセント、バイドゥなど大手IT企業も次々に出資。EV投資は過熱している。