ファンケルでは今年の4月から年齢上限なしで勤務できる「アクティブシニア社員」を導入した。現在ファンケルと連結子会社のアテニアの全社員は2700人で、50代や60代はまだ少ない。アクティブシニア社員はまだ2人のみだが、10年先を見越した取り組みだ。

今までは正社員の場合、60歳で定年を迎えると嘱託社員となり、65歳で契約期間満了となった。パート社員や契約社員でも65歳を過ぎれば契約は終了した。新しい制度の導入で会社側はやる気のある社員に長く勤めてもらい、若手への指導にもつながることを期待している。

アクティブシニア社員は基本的に申告制で各部門が申込者の健康面などを考慮しながら判断する。勤務日数も部門との相談で決定する。給与に関しては元の雇用形態ごとに異なっている。

導入のきっかけとなったのは今年80歳になる池森賢二会長からの「年齢で区切るのではなく、長く働ける人は働けた方がいい」という制度見直しの一声だった。人事は社内調査を行い、個人に応じたより柔軟な制度を導入することに決めた。

65歳でも仕事は生きがい