「iPhone X」は11月3日国内発売、価格は税別11万2800円とかなり高額だ(AFP=時事)

冬商戦を控え、各国のスマートフォンメーカーが新機種を次々と発表した。8月下旬の韓国サムスン電子「Galaxy Note 8」に加え、9月13日には米アップルもiPhoneの「8」と上位機種「X(テン)」を披露した。近年、機能面の成熟化が指摘されてきたスマホだが、今年の新機種は新しい技術によって進化が再び加速している。

進化を象徴するトレンドの一つが、有機ELディスプレーの搭載だ。有機ELは液晶よりも高画質で薄くて軽く、消費電力も少ないメリットがある。サムスンのGalaxyだけでなく、韓国LGエレクトロニクスの「V30」、iPhoneもXで初採用した。

スマホ向け中小型ディスプレーは、量産できるのがサムスンディスプレイに限られていたが、LGディスプレーも体制を整えつつある。今後採用するメーカーは急増しそうだ。

二つ目は、2台のカメラを搭載する「デュアルカメラ」。中国ファーウェイなどが主導してきた機能だ。一眼レフのようなぼけみのある写真が手軽に撮影でき、望遠撮影やモノクロ撮影などの特徴も打ち出せる。

実際、8月から9月にかけて、サムスンや台湾エイスース、中国レノボ傘下のモトローラ・モビリティなどが採用機種を初投入。iPhoneも引き続き採用している。スマホカメラの競争軸は、画質からデュアルカメラによる個性の追求へとシフトしつつある。