まさにドリームチーム。メルカリの経営陣はベンチャー業界でそう形容されている。

その顔ぶれは豪華かつ多彩だ。会長兼CEOの山田進太郎氏は、ソーシャルゲームの運営企業を2010年に米国企業へ売却し、世界一周旅行の後、13年にメルカリを立ち上げた。経営陣の中には山田氏以外にも連続起業家がいる。共同創業者で取締役の富島寛氏は日本で、同じく共同創業者で取締役の石塚亮氏は米シリコンバレーで一度起業を経験した。

メルカリに出資するグロービス・キャピタル・パートナーズの高宮慎一パートナーは、「山田CEOを含む創業者3人は世代が近く、日本におけるネットベンチャーの草創期を知っているメンバー。経験も豊富で文句なしに能力が高い」と称賛する。

起業家ではほかにも、新規事業を担う子会社の社長を務める松本龍祐氏がいる。同氏はカメラアプリの運営会社を12年にヤフーへ売却。ヤフーのアプリ開発室本部長を経て、メルカリに参画した。ヤフーの要職からメルカリに移籍した経緯を本人はこう語る。「本当はもう一度自分で起業しようと思っていたが、濱田(優貴、取締役)さんが先にメルカリへ参画したのが大きかった。あれだけ優秀な人がいるなら、自分もそこに懸けてみたいと思った」。

その濱田氏は、ウェブサイト構築関連のベンチャーを立ち上げ副社長に就任した人物。松本氏より約半年早くメルカリに入り、現在は日米のプロダクト開発で責任者を務めている。こうした“数珠つなぎ”でメルカリには経営エリートが集結している。

執行役員兼子会社ソウゾウ社長 松本龍祐

ゴールドマンから外務省出身者まで