ホワイトハウスを企業と同じように経営すると主張して就任したトランプ米大統領。不動産経営で得た経験を持ち込むトランプ氏は、“CEO(最高経営責任者)大統領”と呼ばれ、ワンマンな運営ぶりが目立っていた。

だが傲慢でワンマンな経営手法がホワイトハウスの運営にそのまま通用するはずはなかった。現在、その無理とほころびが目立ち始めている。トランプ政権は、緩やかな“自壊”の道を進み始めている。

元共和党下院院内幹事で、大統領選挙の際いち早くトランプ支持を打ち出したニュート・ギングリッチ氏でさえ最近は、「トランプ大統領は孤立している」と指摘する。

切り捨てられたオルトライト3人組

トランプ政権を支えた人物が相次いで政権を去っている。政権発足後、半年強しか経っていないのに、まるで政権末期のような動きである。マイク・ダブキ広報部長、ケイティ・ウォルシュ次席補佐官、ショーン・スパイサー報道官、ラインス・プリーバス首席補佐官と枚挙にいとまがない。

大統領選挙運動中からトランプ氏を支えてきたのは、排外主義、白人至上主義、反イスラム主義、反ユダヤ主義を唱えるオルトライトと呼ばれるグループであった。