有料会員限定

「いい会社」をどう見極めるか 基礎編 STEP2

✎ 1〜 ✎ 16 ✎ 17 ✎ 18 ✎ 19
拡大
縮小

経営分析のためのツール「経営指標」の正しい使い方とは。

決算書の基本的な読み方を押さえたら、それを用いて「いい会社」を見極めることもできます。もちろん株式投資先や就職先、取引先など、「いい会社」の定義はさまざま。ただベースとなる評価軸は存在します。それは倒産のリスクが少ない「安全性」、稼ぐ力を備える「収益性」、そして成長の可能性を示す「将来性」の大きく三つに分けられます。それぞれの評価に役立つのが、財務3表の数字を基に割り出す「経営指標」です。

特集「本物の会計力」の他の記事を読む

よくある決算関連の書籍には、経営指標がずらっと並び、それぞれの重要性が書かれています。ただそれでは、どの指標から読めばいいかの順番がわかりません。

私は経営指標を用いた経営分析には、優先順位があると考えています。「まずは安全性から見ろ」というのが私の考えです。どんなに収益を上げても、会社は負債が返済できなければ倒産してしまうからです。では、どうすれば安全性を見抜けるか。そこでチェックすべきが貸借対照表(BS)です。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内