(イラスト:ソリマチアキラ)

松山英樹が優勝争いをした全英オープン。その翌週にウェールズのロイヤル・ポースコールGCで全英シニアオープンが開催された。

会場はすでに100年以上の歴史を持つリンクスコースで、この大会に出場したプラヤド・マークセンが「今まで全英オープン、全英シニアオープンと6回出場したけれど、最もタフで難しいコースだった」とコメントするほど、どの選手もその手強さを認めていた。

優勝したのは、ベルンハルト・ランガーだった。初日、まるで台風のような風雨の中で、93もたたくプロもいたほどだ。4日間の天候は過酷で、まさにリンクスが牙をむく壮絶な大会だった。

その試合直前のプロ・アマ戦に、実は僕もこの大会を長年サポートしているロレックス社から招待されて参加した。ロレックス社が、ゴルフのスポンサーシップやイベント、プロ契約などのプロモーションとかかわって50年ということもあっての招待企画であった。

その日だけは好天で、風速4〜5メートルという絶好のコンディションだった。プロ一人にアマ一人のチームでベストボール方式の戦い。キャディーの背中には、プロと同じに僕の名前が書かれ、マーシャルとスコアラーがいてチームスコアが速報されるという本格的なものだった。