決算書が苦手で、何とか会社の数字に強くなりたいと考える人は多いと思います。それでは、会社の数字に強くなるにはどうすればいいのでしょうか。すぐに「簿記が必要」と考えたとしたら、ちょっと待ってください。決算書には「作る」「読む」「生かす」という目的があります。もし決算書を作れるようになりたければ、簿記という知識が必須です。ところが決算書を読めるようになりたければ、必ずしも簿記がわからなくてもいいのです。その代わり、「財務会計」という分野を勉強する必要があります。

財務会計というのは、決算書の読み方の世界です。そこでは利害関係者(株主、債権者、税務署など)に業績を報告することが目的とされます。一方で、いくら決算書を読めるようになっても儲けることはできません。つまり、企業経営の意思決定には使えないともいえるのです。決算書を意思決定に活かせるようになりたければ、社内の経営管理を目的とした「管理会計」か、もしくは「ファイナンス」を学ぶ必要があります。

ファイナンスがなぜ必要なのか