有料会員限定

AI/人間に代われる「汎用型」はまだ先 知らないと乗り遅れる!5つのテクノロジー 1

✎ 1〜 ✎ 22 ✎ 23 ✎ 24 ✎ 25
拡大
縮小

特集「教養としてのテクノロジー」の他の記事を読む

シンギュラリティ【Singularity】

「技術的特異点」という意味で、AIを含むコンピュータの能力が人類の能力を超え、社会に大きな変化をもたらす時点のこと。有力研究者は2045年ごろまでにはその特異点に到達すると予測する。ただしこの予測はAI研究者の間では賛否両論だ

チェス、将棋、囲碁などのボードゲームは昔から単なる遊びではなく知を競う競技としてとらえられてきた。だが、その分野ではもはやAI(人工知能)が人間を凌駕している。

2012年に始まった、将棋の棋士とコンピュータが対局する電王戦。今回で最後となる今年の大会(4〜5月)には、昨年の名人戦で羽生善治三冠を下した佐藤天彦名人が出場。将棋界の最高位タイトル保持者とあって注目を集めたが、名人は一勝もできなかった。

この結果をもたらしたのは、AIの一種と位置づけられる機械学習だ。これは与えられたデータからコンピュータが一貫性のある規則や特徴、つまり「答え」を見いだす仕組みである。

名人に勝った将棋AI「ポナンザ」の場合、駒の動かし方などの基本ルール、さらには現在の局面からはどのような手が予測されて、それによりどう局面が変化していくかを計算する方法は人間によってプログラムされている。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
教養としてのテクノロジー
文系リーマンのための
サイエンス研究の停滞
フィンテックに続け!
業務にテクノロジーをあわせる時代ではない
これだから嫌われる
現地に溶け込んで新事業のタネを探す
ドリームチームは巨人をどう変える
»»Part2 ビジネスを変える 応用編
テクノロジー賢者に学ぶ原理と潮流 8
テクノロジー賢者に学ぶ原理と潮流 7
テクノロジー賢者に学ぶ原理と潮流 6
テクノロジー賢者に学ぶ原理と潮流 5
テクノロジー賢者に学ぶ原理と潮流 4
テクノロジー賢者に学ぶ原理と潮流 3
テクノロジー賢者に学ぶ原理と潮流 2
テクノロジー賢者に学ぶ原理と潮流 1
コンピュータ、インターネット、AI
ITガリバーたる理由
知らないと乗り遅れる!5つのテクノロジー 5
知らないと乗り遅れる!5つのテクノロジー 4
知らないと乗り遅れる!5つのテクノロジー 3
知らないと乗り遅れる!5つのテクノロジー 2
知らないと乗り遅れる!5つのテクノロジー 1
»»Part1 ゼロからわかる 基礎編
教養としてのテクノロジー
ビジネスに効く!
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内