(撮影:大澤 誠)

テックが苦手な定年目前世代の罪

1997年と2016年の日本の名目GDP(国内総生産)を比べると、0.5%しか上昇していない。この20年間で日本ではITが企業でも普通に使われるようになった。にもかかわらず、この間に経済成長がほぼ見られなかったのはなぜなのか?

日本はビジネス習慣や経営の仕組み、法律・制度について、新しいテクノロジーを受容するために必要となる変革をしなかったのだと思う。企業内のコミュニケーション1つとっても、メールで容易に意思疎通できるようになった。だが会議の頻度はそれまでどおり。決裁者の数も変わらない。社長からヒラ社員までの役職者数や職階数が減ってもいいのに、むしろ数が増えた企業もある。

摩擦を避けるな