MiYa-Vieの時鮭。札幌はほかにも安くてクオリティの高いフレンチが多い聖地だ

往復ビンタのような旅である。東京から静岡の島田まで青春18きっぷで行き、静岡→那覇→羽田→稚内と全日本空輸で飛ぶ。復路は利尻→札幌→釧路→羽田→バンコク→羽田を日本航空で。

7月中旬の5日間でこれだけの都市を訪問し、合計わずか3万マイル。しかも羽田─バンコク往復はビジネスクラスなのだ。

初日朝の小田原の早川漁港では競りを見学し、静岡県の島田では、フランス料理出身の増田稔明シェフが昨年実家近くでオープンしたラーメン店「ル・デッサン」へ。ササミのチャーシューは必食である。

沖縄では沖縄戦を題材にした映画『ハクソー・リッジ』の舞台、前田高地に行き、夜は栄町市場で友人と旧交を温めた。すべてが完璧だった。

それが瓦解したのは2日目朝の羽田空港だった。稚内行きのフライトを待つ間にラウンジでビールの飲み比べをしていたら、ゲートに行くのが遅れて痛恨の乗り遅れ。念願の利尻島でのウニざんまいがお預けになるどころか、その後の旅程がドミノ倒しとなりかけた。

かろうじて千歳便に振り替えてもらうが、ここからが正念場だった。利尻発の特典航空券は米アラスカ航空で発券したもの。利尻発を札幌発に区間変更するため、スカイプで米国に電話。むろん英語である。結局、電話に2時間3分を要した。