Lifull(ライフル)社長 井上高志
いのうえ・たかし●1991年にリクルートコスモス(現コスモスイニシア)入社、翌年リクルートに転籍。95年にネクストホーム創業。97年ネクスト(現Lifull)を設立し現職に。新経済連盟の理事も務める。(撮影:今井康一)

適正な中古住宅評価が資産価値を上げる

住宅販売で中古の割合が高い欧米(約5〜9割)と違い、日本では新築が85%、中古は15%程度だ。これは戦後に住宅が不足する中で、ハウスメーカーやマンションデベロッパーによる新築住宅の大量供給体制ができ、それが今日に至るまで続いてきたという背景がある。

ところが、人口減少時代を迎え、世帯数も2020年ごろから減少していくことが予想されている。これまでと同様のペースで新築を造り続けていけば、住宅の余剰が社会問題になる。その点から、中古住宅流通を活性化させていくことが必要となっている。