2030年には国内労働人口の49%の仕事がAI(人工知能)やロボットに代替される──。英オックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授と野村総合研究所の共同研究では、そんな衝撃的な推計結果が示され話題を呼んだ。

下表のように電車運転士や経理事務員、レジ係など比較的単純で体系的操作が求められる職業の多くはロボットやAIに取って代わられ、精神科医や国際協力専門家、心理学研究者など、他者の理解・説得や抽象的な概念への知識が求められる職業は人間に優位性があり、残るとされている。

(注)2030年に人工知能(AI)、ロボットなどの技術が各職業を自動化し、代替できる確率を試算。代替可能確率は、あくまで大きなトレンドを見るための数字であり、数%の差異で自動化可能性の高低をつけるのは難しい (出所)野村総合研究所『誰が日本の労働力を支えるのか?』の「職業別代替可能確率一覧」にある601の職種より本誌が上位、下位の職種をそれぞれ加工・抜粋して掲載

『ライフ・シフト』がいう人生100年時代においては、これまでのように65歳でリタイアする人生から、より長く働く社会になることが予測される。それと時を同じくして、AIやロボットを中心としたテクノロジーの急激な進化が、人類のキャリア形成に与える影響はますます大きくなる。

記事下表では、野村総合研究所がまとめている「NRI未来年表2017〜2100」の中から、2050年までに起こると予測されている将来の主なイベントを、政治・社会、経済・産業、国際の三つのテーマで分類して掲載した。中長期の将来で見て社会やテクノロジーにどのような変化が起こるか、100年人生の計画を練るために、ぜひ頭に入れてほしい。

2020年が転機 自動運転が身近に