中央政界の行方にも大きな影響を及ぼす東京都議会議員選挙(定数127)は7月2日に投開票され、都民ファーストの会は49議席(追加公認含め55議席)を獲得し圧勝した。自民党は過去最低の23議席で惨敗した。

小池都政の与党を宣言している公明党は23議席で、都民ファースト、生活者ネットワーク(1議席)を合わせて小池与党は過半数(64議席)を大きく上回った。

自民党は、小池旋風に押されていたうえ、安倍晋三首相の抱える加計学園疑惑や稲田朋美防衛相の失言などが響いた。政局は波乱含みの様相となってきた。

小池氏は昨年夏に知事に就任した直後から、都議会自民党を「ブラックボックス」と呼んで批判してきた。さらに自民党に対抗するため、地域政党の設立に動いた。自ら政治塾を主宰し、都議候補を募集。都議会内の同調者を含めて「都民ファーストの会」を結成した。都議選に向けて着々と準備を重ねてきたのである。

こうした動きにまず、呼応したのは公明党だった。30年余り、都議会で連携してきた自民党とたもとを分かち、小池氏との協力を選んだのだ。支持母体の創価学会は、本部を東京・信濃町に構えている。公明党にとって東京は最重要拠点。「東京都政では与党にいることが何よりも重要。今の都議会自民党と組んでいては与党に残れない」というのは、公明党幹部から漏れる本音だ。共産党は小池都政に是々非々の立場をとり、民進党は一部が小池知事の支援を求めて離党するなど混乱を見せた。