貸金業者の業界団体・日本貸金業協会(以下JFSA)の山下一会長の発言が、業界内に波紋を広げている。

6月14日に会見を開いた山下会長が、「年収の3分の1以下という貸し付け上限規制が貸金業者にのみ課せられ、規制がない銀行と競争条件が異なり不公平。規制は撤廃すべきだという意見が、JFSAの会員企業から多く出ている」と発言したのである。

大手貸金業者に丸投げ

銀行は個人向けの無担保融資の与信ノウハウに乏しい。近年の急速な個人向け銀行カードローン残高の伸びは、保証会社の存在抜きには語れない。

貸出時の審査も、その後の与信管理も、銀行は保証会社に“丸投げ”しているという指摘は、政府が定期開催する有識者会議「多重債務問題及び消費者向け金融等に関する懇談会」の場でも出ている。