「日本は貯蓄大国である」といわれてきた。個人預金残高は総額447兆円、1世帯当たりの平均貯蓄は1820万円もある。一見リッチなその平均はしかし、右肩上がりの経済で蓄えを増やし、終身雇用を享受し、十分…

2017年7月15日号
「サラ金地獄」批判により金融の世界は大きく変容、世の中には穏やかでスマートな貸手たちが登場している。だがその本質を見誤ると、私たちの日常は一変する。
(本誌:堀川美行、西澤佑介)
「日本は貯蓄大国である」といわれてきた。個人預金残高は総額447兆円、1世帯当たりの平均貯蓄は1820万円もある。一見リッチなその平均はしかし、右肩上がりの経済で蓄えを増やし、終身雇用を享受し、十分…