「ここ1〜2カ月間で警戒的に見る人が増えている。とにもかくにも注目は中国」(外資系金融機関幹部)

一服したかに見えた中国経済への懸念が再び台頭してきた。

「今秋に開催される共産党大会までは、中国政府は経済を何とかもたせるのではないか」というのが、マーケットの一般的な見方だった。しかし、「金融引き締めにそろそろ耐えられなくなるのではないか」との見方が浮上してきている。

内閣府による最新の月例経済報告は、中国経済について「各種政策効果もあり、景気は持ち直しの動きがみられる」と評価している。消費や生産はおおむね横ばいで、輸出は上向いている。ただ、今年1〜3月期の実質GDP(国内総生産)成長率(前期比)は年率換算で5.3%に減速している(図表1)。

[図表1]
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