米国ミシガン州にあるKSSの本社。ゼネラル・モーターズやフォードなどが主要顧客だ(AP/アフロ)

タカタは6月26日、民事再生法の適用を東京地方裁判所に申請した。調達先の部品会社との取引、完成車メーカーへの供給を滞らせることなく、経営再建を進める。エアバッグの異常破裂問題は経営破綻にまで発展した。

再建を担うスポンサーには、米自動車部品メーカーであるキー・セイフティー・システムズ(KSS)が就くことで基本合意した。KSSは、問題を起こしたエアバッグのインフレーター(ガス発生装置)以外のタカタの事業を買い取り、2018年3月までに新会社へと移行させる方針だ。大規模リコール費用などの債務は引き継がない。

KSSは1916年創業の老舗部品メーカーで、タカタと同様に安全部品が主力だ。主要顧客は欧米メーカーだが、日系ではスズキやいすゞ自動車などと取引があり、横浜に研究開発拠点を構える。

実はこのKSS自身も昨年2月、同業の中国・寧波均勝電子に買収された。事実上、タカタは中国企業の傘下に入ることとなる。

[図表1]
拡大する