入場ゲートのカメラに顔を向け、わずか1秒。事前に登録した顔写真の情報と照合し、年間パスのユーザーかどうか判断する──。NECが開発し、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)が導入した、AIによる顔認証技術を使った入場システムだ。

神戸市の主婦は、「中学生の娘が年間パスを持っている。いかにも常連ふうに入場できるのがうれしいみたい」と話す。

利用者に“セレブ感”をもたらすと同時に、USJには混雑時の待ち時間短縮、コスト削減の効果がある。また昨年10月には、年間パスで入場し置き引きを繰り返していた窃盗犯の検挙にも役立ったという。

USJでは待ち時間短縮に効果が出ている

このシステムは、NECの顔認証エンジン「NeoFace」を使っている。NECは20年前に顔認証技術の開発を始めたが、近年はディープラーニングを用いたAIで照合精度を高めている。これにより個々の顔の特徴をAIが自動で抽出。その特徴を基準に、元データと異なる向きの画像でも瞬時に照合する。