倉庫内の冷蔵・冷凍エリアではピッキング時、防寒着が必須(撮影:尾形文繁)

配達先別にずらりと並べられた緑のケース。常温、冷蔵、冷凍の三つの温度帯に分けて梱包され、出荷の時を待つ。

2017年4月下旬、アマゾンジャパンは生鮮品の販売・配送サービス「アマゾン・フレッシュ」の提供を開始した。野菜や肉、魚といった生鮮品だけで1.7万品、菓子類や飲料、日用品、ペット用品を合わせると17万品を用意。アマゾンが仕入れを行う一般商品とは別に、人形町今半のすき焼き用肉など、有名店の出店による「専門店グルメ」も扱う。

生鮮品はもちろん、アマゾンの従来の売れ筋である日用品も幅広くそろえる

配送の起点となるのは、16年8月に稼働した川崎フルフィルメントセンター(FC)内に新設されたフレッシュ専用倉庫だ。ここで梱包された商品は、最短1時間で商品を届ける超速便サービス「プライム・ナウ」の都市型FCを経由し、アマゾンが地域パートナーと独自構築している配送網で消費者の元に届く仕組みになっている(一部は川崎FCから消費者へ直送)。

料金はアマゾンのプライム会員(税込み年会費3900円)向けに、別途月額500円で提供。1回の注文当たり配送料500円が必要だが、買い物金額が合計6000円以上の場合は無料になる。

受取日時は28日先まで指定でき、朝8時から深夜0時まで2時間ごとの配送枠がある。正午までの注文なら、最短でその日のうち(16時以降)に商品を受け取ることも可能だ。「長期休暇の直前や、旅行から帰るタイミングで食材が自宅にそろうように注文するなど、さまざまな使い方で利用されている」(フレッシュ事業を統括する、消費財事業第二本部直販事業部の荒川みず恵事業部長)。

専用の倉庫は “こだわりの塊”