企業の採用動向は、大学入試にも大きな影響を及ぼす。2008年のリーマンショック後は一気に不況となり、大学生の就職は氷河期に突入した。当時は比較的就職しやすい理系学部、なかでも資格と直結した学部の人気が高かった。

ところがこの3年、企業の採用意欲が高まり、とりわけ厳しかった文系学部卒業生の就職が好調になってきた。今年、人気私立大学を卒業した学生も「少し上の先輩たちは業界で3、4番手の企業にしか就職できなかったようだが、今はトップや2番手にも就職できる」と言う。明らかに売り手市場に変わってきたことで、近年の大学入試では文系学部の人気が高まっている。

ただ、そうはいっても資格と直結した学部の人気は根強い。来年、大学進学する高校生が卒業するのは22年春だ。すでに東京オリンピックが終わり、景気が減速するとの見方も出ている。先を見越して、来年の入試では専門職を目指す受験生が増える可能性がある。

医師・歯科医に強い大学