中国外交トップの楊潔チ氏(写真左)と5月31日、50分にわたって会談した安倍首相(AFP=時事)

安倍晋三首相が絶大な信頼を寄せる外交ブレーン、谷内(やち)正太郎国家安全保障局長は5月29日、中国の楊潔チ(ようけつち)国務委員(副首相級)を神奈川県のザ・プリンス箱根芦ノ湖に招き、夕食を交えて5時間のロングラン会談を行った。

さらに楊氏は翌30日午後、東京・麻布台の外務省飯倉公館で岸田文雄外相と1時間20分、31日午後には首相官邸に安倍首相を表敬して50分、会談している。

楊氏が中国外交のトップであり、習近平(しゅうきんぺい)国家主席の側近であるにしても、政府は異例の厚遇で迎えた。

谷内氏が同氏を1泊2日で箱根に招待したのには理由がある。