ビール類(ビール・発泡酒・第三のビール)で国内シェア4位の座が指定席になりつつあるサッポロビール。だが、2016年は他社の苦戦を尻目に、主力「黒ラベル」と「ヱビス」の販売を伸ばし、ビールのシェアが14.5%まで約1%高まった。

この勢いを持続できるのか。1月に就任した高島英也社長に、夏以降の戦略と勝算を聞いた。

たかしま・ひでや●1959年福島県生まれ。東北大学農学部卒。82年入社。仙台工場長などを経て2017年1月から現職。趣味はラグビー観戦。サッポロホールディングス執行役員を兼任。(撮影:今井康一)

──国内ビール市場が縮小する中、サッポロはなぜ伸びているのか。

主力の「黒ラベル」が、特に西日本で好調だ。15年春に近畿・中国四国・九州のマーケティング組織を大阪事務所に集約し、従来よりも大掛かりなキャンペーンやイベントを実施できるようにした。西日本はもともとシェアが低かっただけに、伸びしろが大きい。経営基盤が整い、東日本以外にも注力できるようになってきた。

──高単価の「ヱビス」も好調な実績だった。

16年は「ヱビス」の味とデザインのリニューアルが奏功したのか、一度離れた消費者が戻ってきた。今年3月に発売した派生品の「華みやび」も若年層を中心にどんどん売っていく。17年は「ヱビス」ブランドの販売数量で2ケタ増を目指しているが、達成可能だ。

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