メック主催の「マッチングフェア2017」。知名度に頼らず研修先を選ぶ機会になる

医師免許を得て、最初に経験するのが「初期研修」だ。初期研修先の病院の決定には、医学生の希望と研修先のプログラムとを、アルゴリズムに従って組み合わせる「マッチング」制度が導入されている。具体的には医学生は、6年生の夏に各病院の試験、面接を受け、希望する複数の研修プログラムを登録する。なるべく学生と病院双方の希望が合う組み合わせが成立する仕組みだ。

この仕組みは、2004年度の新研修制度開始とともに導入された。医学生が自由に研修先を希望できるようになり、「大都市にある規模の大きな病院が人気を集めるようになった」と、医師国家試験予備校メックのマッチング担当者、大城健太郎氏は解説する。

実際に昨年度、初期研修先として人気だったプログラムを並べると、大学病院、市中病院いずれも首都圏のブランド病院がずらり。「人気につられて受験して結局全部落ち、精神的に落ち込んで国家試験の結果にも響く医学生が毎年発生する」(大城氏)。