トランプ米大統領によるコミーFBI(米連邦捜査局)長官解任は、ウォーターゲート事件当時にニクソン大統領が行った「土曜夜の虐殺」との類似性が語られるが、状況はまるで異なる。

1973年10月、当時のニクソン大統領は、ホワイトハウスで極秘録音されたテープを証拠提出するよう求めたコックス特別検察官の解任を命じた。しかし、リチャードソン司法長官とラッケルズハウス司法副長官が、抗議して辞任。世論調査でもニクソン大統領の弾劾を求める声が過半数を上回り、これが終わりの始まりとなった。ニクソン大統領は最高裁からテープの提出を迫られ、辞任する。