エンジー(旧GDFスエズ)はフランスの大手総合エネルギー企業。全世界でガスや電力ビジネスを展開し、近年では再生可能エネルギーに事業の軸足を大きくシフトしている。

Thierry Lepercq●太陽光発電分野の世界的大手企業を創設。社長を務めた後、その会社のエンジーへの傘下入りとともに2016年に副社長に就任。現在、技術担当。(撮影:梅谷秀司)

──3カ年の中期経営計画で、石炭火力など化石燃料による電力供給を減らす一方、太陽光など再エネにシフトする戦略を打ち出した。中長期にどんな会社を目指しているのか。

エネルギー革命のリーダー企業になりたい。そのために3つのDを戦略として打ち出している。脱炭素化(decarbonization)、デジタル化(digitalization)、分散化(decentralization)の3つだ。脱炭素化のタイムスケジュールはまだ決めていないが、できるだけ早く進めていく。グローバル展開を加速する一方で、起業家精神を持ったスタートアップ企業のような機敏さを兼ね備えた企業になりたい。

──米国やインドネシアで、石炭やガス火力発電資産の大規模な売却を実施したのは脱炭素化の一環か。

そうだ。しかもそれらの資産は、黒字だが収益率が下がっていた。今のうちに売却したほうがよいと考えた。