米国のペンス副大統領が4月15日から19日、韓国と日本を歴訪している。その役回りは故・金日成(キムイルソン)主席の生誕日を記念して脅威を高める北朝鮮に対し、強硬姿勢を鮮明にして、同盟国の日韓を防衛する意思を明確に示すことにあった。

だからといって、すぐ軍事力の行使につながるわけではない。そのリスクはおそらく誰よりも、米国が自覚している。ペンスも19日、神奈川県横須賀市の米軍基地で米国の「全戦力で日本を防衛する」といいながら、北朝鮮には米国の「軍事力を試すべきではない」とのメッセージを出した。決して戦争は望んでいないのである。

そこで米国が頼みにするのが中国であり、にわかに秋波を送りはじめた。トランプ大統領は4月初め、習近平国家主席との首脳会談からいわゆる中国の「影響力」を北朝鮮に行使させようとしている。