入学後は「学生隊」に配属され、集団行動が基本となる(撮影:大澤 誠)

将来の幹部自衛官が学ぶのが防衛大学校(防大、神奈川県横須賀市)。高校卒業生から21歳未満に受験資格があり、将来の自衛隊を担うリーダーを育成する。海外の士官学校に当たる。

防大は1952年に保安大学校として設立され、54年に防衛大学校と改名。現在は本科と呼ばれる4年制の課程に2003人(留学生含む)、研究科=大学院に160人が在籍。92年からは女子学生も受け入れている。毎年約480人が入学し、4分の3は理系学生だ。

防大には一般大学の学部に当たる6つの「学群」に、人文系は国際関係など3学科、理系は応用物理や航空宇宙工学など11学科がある。偏差値で見ると、文系と理系とでは文系のほうが難しい。文系の偏差値は旧帝大のやや下、理系は地方国立大並みだ。

防大受験は「採用試験」と言う。防大の学生は特別職公務員であるためだ。学生は毎月約12万円の学生手当と、年2回計約35万円の期末手当が支給される。学内にいるかぎり、衣食住はタダだ。

4学年8人に一部屋が割り当てられる学生舎(撮影:大澤 誠)

学内で一日を過ごす1年生は外泊もできず