米国のトランプ大統領は「世界の警察官」をやめると言ってきたが、先日シリアに巡航ミサイルを発射した。シリアのアサド政権が化学兵器を使用し、「一線を越えた」からだと言う。米国が世界の警察官に復帰したと、拍手喝采する人もいるだろう。

だが、ちょっと立ち止まって確認したい。トランプ大統領はいったい何を守ろうとして、軍事力を行使したのか。この点、オバマ前大統領の正義はわかりやすかった。人道主義という普遍的な価値である。

対してトランプ大統領は、難民の受け入れには冷淡だし、人権を脅かす国の指導者を褒めることもある。仏大統領選の極右のルペン候補にも好意的だ。人道主義者でないことは明らかだ。