なぜ、残業はなくならないのか

常見陽平 著

なぜ、残業はなくならないのか(祥伝社新書)
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『僕たちはガンダムのジムである』の著書で知られる労働社会学者は、残業は日本的雇用システム、仕事の任せ方から考えて必然的に発生するものだと説く。人手不足を補ったり、仕事の繁閑に柔軟に対応できたりするなどの合理性もある。だからといって長時間労働が容認されるわけではない。

「電通過労自死事件」をきっかけに、国も企業も長時間労働是正に取り組むが、根本的な解決になっておらず、逆にサービス残業などで労働者を苦しめるのでは、と警鐘を鳴らす。いくら時間の規制をかけても仕事の絶対量を見直さないかぎり、残業はなくならないという。残業問題の本質を明らかにしつつ、「ジムなり」の働き方を考える。