元日本テレビ放送網アナウンサーで、現在はボイス・スピーチデザイナーも務める魚住りえ氏。話し方のメソッドを確立した彼女があらためて重視するのは会話における「聞く力」。人間関係を円滑にするコツを聞いた。

うおずみ・りえ●1995年慶応義塾大学卒業、日本テレビ放送網入社。2004年独立、テレビ東京系「ソロモン流」で10年間ナレーターを務める。著書『たった1日で声まで良くなる話し方の教科書』は15万部超のベストセラー。
 

聞き上手になって人間関係を築こう

企業や団体など、さまざまなところから「話し方」についての講演に呼んでいただく機会が増えました。その際に、「コミュニケーションについて教えてほしい」というリクエストが、とても多かった。

私は「魚住式スピーチメソッド」として、声の出し方や滑舌、抑揚のつけ方、そして実際の伝え方を教えています。これに聞き方を加えて全体的な会話のやり方、もっと言うと「人間関係をよくする方法を教えてください」という要望が多い。やはり「話す」と「聞く」の二つでコミュニケーションであり、会話を「受け止める方法」を知ることが、円滑な人間関係を築くために重要だと思います。「聞き上手」の人は、必ず人間関係が良好です。

聞き方の具体的なメソッドとしては「相づち」「しぐさ・態度」「質問力」の三つの柱があります。