9年にわたりGDP(国内総生産)予測を下方修正し続けてきた世界の経済政策担当者は、首をかしげている。ポピュリズム台頭による政治的混乱にもかかわらず、2017年の世界経済は上方修正が確実視されるからだ。

好調なのは米国だけではない。それ以上に期待を上回って成長しているのが欧州だ。新興国も好転した。

カーメン・ラインハート教授と私が10年前に予告したように、リーマンショックのような金融危機の後に、低成長が6〜8年で終わるのは異常ではない。確かに中国の債務問題などは残されているが、持続的成長への種はまかれていたのだ。