日本の近代とは何であったか 問題史的考察

三谷太一郎 著

日本の近代とは何であったか――問題史的考察 (岩波新書)
日本の近代とは何であったか――問題史的考察 (岩波新書)(岩波書店/288ページ)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

19世紀後半の最先進国だった欧州列強をモデルに成し遂げられた日本の近代化。本書は、英国のジャーナリスト、ウォルター・バジョットが提示した近代の概念に照らし合わせながら、この国の近代化の歩みを考察する。マルクスが近代を資本の論理によって説明したのに対し、バジョットは政治体制の変化に重点を置いたところに特徴がある。

政治史家である著者は、政党政治、資本主義、植民地帝国、天皇制をキーワードに、日本で国民国家が成立するまでに、政治的求心力の形成が誰によって、なぜ、いかにして行われていったのかを掘り下げる。

また近代化の歩みに照らし合わせた、日本の将来像をも思い描いている。