モラルの起源 実験社会科学からの問い

亀田達也 著

モラルの起源――実験社会科学からの問い (岩波新書)
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ヒトは仲間との協力関係を作ることが特に上手な動物だといわれる。協力関係を作り群れて生活を送っていくうえで、ヒトの心は「いま・ここ・私たち」を重視する感情の働きを中心として、平和な暮らしをすることができるよう、進化的にうまく調整されてきたという。しかし群れや仲間を超えて人々がつながる現代、安定した社会を築くには「未来・あちら・彼ら」とのかかわり方を考えていかなければならない。

社会心理学の専門家が、人間社会を形作る「人の社会を支える人間本性」を、実験社会科学という新たなアプローチで論考。個別のモラル対立を超える「メタモラル」問題を考えるうえで、何が共通基盤となりうるかを探る。