リーマンショック以降あまりにも長く続いた金融緩和モード。FRB(米国連邦準備制度理事会)に続き、ECB(欧州中央銀行)もようやく金融政策の正常化へ踏み出そうとしている。

3月9日のECB理事会では、声明文に従来入っていた「目標達成のために必要ならば利用可能なすべての手段を行使する」との文言が「緊急性がなくなった」(ドラギ総裁)として削られた。また、銀行の貸し出し促進のための長期流動性供給策を終了。資産買い入れ額を現行の月800億ユーロから、今年4月以降、月600億ユーロに減らすこともすでに決めている。

一方のFRBは2015年12月に政策金利を引き上げてゼロ金利から脱却した。その後、新興国や中国の経済について様子見を続けたが、16年12月に続き、今年3月15日に3度目の利上げに踏み切った。今年はさらに2回、景気が好調であれば3回の利上げもありうるとみられている。