小説の映像化は、従来なら映画やドラマなど実写が定番だった。しかし2000年代以降は、アニメ化が増えている。

4月に劇場公開される『夜は短し歩けよ乙女』は、森見登美彦氏の同名小説が原作。山本周五郎賞受賞作品で、累計130万部のベストセラーだ。森見氏は「僕にとって『夜は短し』は箱入り娘のような作品。アニメ化されなくてもよかった」と話す。その背中を押したのは、『四畳半神話大系』が10年に深夜アニメ化された際に、監督の湯浅政明氏と世界観を共有できたことだ。

原作の魅力を十二分に映像化できた効果で、「04年に単行本で発売されたときはそこまで読まれなかった」(森見氏)という『四畳半』は、アニメ放送後、予想以上の勢いで文庫本が売れた。

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