石原元知事(左)の会見を小池知事(右)は「中身がよくわからず残念」と評した

東京都議会の豊洲市場移転問題を検証する百条調査特別委員会(以下、百条委員会)が、3月11日に続き、18〜20日に開かれる。クライマックスは、19日の浜渦武生元東京都副知事と20日の石原慎太郎元東京都知事の証人喚問だ。

それに先立つ3日、石原氏は「座して死を待つつもりはない」と記者会見を開いた。

「果たし合いに出かける、昔の侍の気持ちだ」。自宅を出る際に心境を尋ねられ、石原氏はこう述べている。“果たし合い”の相手はもちろん、小池百合子東京都知事だ。

「やるべきことをやらずに事を看過して、こんな混迷・迷走の責任は今の都知事、小池さんにあると思う」

石原氏は会見で小池知事を批判するとともに、「(浜渦氏の)後任の前川君にバトンタッチして、彼が実際の契約まで持っていった」と小池知事と近い前川燿男・現練馬区長を名指しで批判した。

前川氏はさっそく会見を開いて「契約締結は私が(都を)辞めて6年後。石原さんが押印して自分の意思で決定した」と反論。石原氏は7日に文書にて「前川氏は2002年の合意書と05年の確認書に知事本局長として押印しており、11年の売買契約とは関係ない」と訂正したものの、「前川氏にはぜひ百条委員会に出ていただくのがよい」と牽制を忘れなかった。また豊洲移転を決断しない小池知事にも、「このまま無策を続けるのであれば、法的措置も検討せざるをえない」とあらためて敵愾心をむき出しにした。

[図表1]
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