目に見える世界は幻想か? 物理学の思考法

松原隆彦 著

目に見える世界は幻想か?~物理学の思考法~ (光文社新書)
目に見える世界は幻想か?~物理学の思考法~ (光文社新書)(光文社/273ページ)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

物理学の入門書だが、難しい数式や図表をいっさい使わず、ひたすら平易な言葉だけで語り尽くしたところに本書の特徴がある。

物理学とは、この世界がどういう規則で動いているのかを見極める学問。複雑で予測が不可能に思える現象を、極限まで単純化した要素に分解し観察する。そこから、その現象の背後にある秩序を導き出す。この方法こそが、科学を発展させる原動力となってきたという。この点を理解するのが、物理学の醍醐味だと説く。

ブレークスルーはつねに、人間の思考を支配している常識を捨て去ることから始まる。ガリレオもニュートンもアインシュタインも、そこから始めたのだという。