大和ハウス工業の2017年3月期の純益は1840億円と、過去最高を更新する見込みだ。成長ドライバーとなる賃貸住宅や商業施設、事業施設などは数年前から満遍なく伸びている。中でも事業施設建設は、今やスーパーゼネコンと比肩する。18年3月期も各事業の勢いは衰えず、大きく伸長する見通しだ。

大和ハウス工業社長 大野直竹
おおの・なおたけ / 1948年生まれ。71年慶大法卒、入社。激戦地でもある首都圏中心に営業部門で辣腕を振るってきた。取締役などを経て2011年社長就任。

──賃貸住宅、商業施設や事業施設など各部門が好調です。

賃貸や商業施設、事業施設など各事業を遂行するに当たっては、そうとう長い時間をかけて取り組んできた。何がいちばん大事かといえば、どこの部門でも共通することだが、地主さんとの関係だ。これは昨日今日どうこうという話ではなく、たとえば20年くらい前からずっと関係を築いてきた。地主さんだけではなく、テナントさんとの関係でも同じことがいえる。

ちょうど現在、テレビCMを放映しているが、当社は地主さんとテナントさんとを婚約させて、結婚させる、仲人のような役割をしている。地主さんとは常日頃から接して、相手家族がどのようなライフステージに立っているのかわかるくらい、家族同然の付き合いができるようにと、社内に言っている。

──土地利用をめぐって地主と意見が違うこともありませんか。