ライオン
アジアで啓蒙活動、商品ファンを増やす

マレーシアの子どもたちに対し、歯の模型を手に歯磨きの指導をする

もはや眠れるライオンではない。2017年12月期(17年度)の予想営業利益は13年度の2.5倍である270億円。4期連続での最高益更新だ。

強みのあるオーラルケア(口腔(こうくう)衛生)で、500円以上する歯磨き粉や250円以上する歯ブラシが売れに売れている。ボディソープ「ハダカラ」などの新製品群も業績を牽引している。

好業績のもう一つの要素は、タイ、韓国、中国などアジアでの販売の伸びだ。海外初進出は1950年代と古いが、海外売上高比率は10%台にとどまっていた。それがこの数年は着実に上昇し、16年度には28%まで増えた(下図)。

競合市場を避け差別化商品で攻める

もっともライオンの知名度は海外では決して高くない。競合には、地元メーカーや、米プロクター&ギャンブルといったメガ企業もある。そこで重視するのが、これぞという差別化ポイントを持った製品の投入だ。超極細毛が売りの歯ブラシ「システマ」、手洗いせっけん「キレイキレイ」の泡タイプなどだ。現地では競合品が少ない中、中間所得層の支持を獲得している。

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