あいかわらずトランプ米国大統領が騒がしい。いま話題なのは、就任早々に発したイスラーム7カ国からの米国入国禁止の大統領令である。この稿を起こしている時点では、いったんその大統領令に効力停止の仮処分が決まり、連邦控訴裁判所もそれを支持した。しかし政権側は承服せず、どうやら最高裁までもつれこむ見通しである。

トランプは大統領になる前から、ムスリムに限らず、移民の流入に批判的で、メキシコとの国境に壁を作る、といっていた。その壁の建設も実際に始まったらしい。

米国は移民がつくった国である。その米国が移民を制限するというのだから、よくよくの事情があるにちがいない。大統領令に荷担する向きが少なくないのは事実であって、イスラームはテロ、メキシコは不法移民が主たる理由のようである。