受験シーズンたけなわである。去る1月中旬は強力な寒波が襲来し、筆者の住む京都もまれに見る大雪、毎年恒例のセンター試験は、多大な難渋に見舞われた。どうにか無事に終わったのは、何よりのことである。これから本番の受験生も多く、関係者はまだまだ気が抜けない。

目下は競争の激しいグローバル時代。そこで必要なのは、一にも二にも人材である。わが日本でも有為な若者を育成し選抜すべく、入試をめぐる議論は絶えない。しかし、どうも大事なものが忘れられているような気がする。

試験は一にも二にも暗記。地理・歴史などのいわゆる暗記モノはいわずもがな、英語や数学でも、解答パターンを速く多く覚え込んだ者が勝ち、という世界である。