テカナリエは電子機器の分解・分析を通して、半導体を中心とする電機・通信産業の技術動向を調査している。本リポートではウエアラブル端末に焦点を合わせ、深センの実力について考える。

ウエアラブルといえばアップルウォッチが最も有名だが、米西海岸にはフィットビットやミスフィットなど、ウエアラブルベンチャーが多数ある。だが深センではその100倍以上とおぼしき量の、有名無名のウエアラブルが流通している。深センの秋葉原・華強北では50元程度から、腕時計型などの端末が買える。

深センの秋葉原と呼ばれる華強北の端末販売店。ウエアラブルは50元から買える

アップルウォッチのシリーズ2(2016年9月発売)と、同時期に深センで入手したアップルウォッチ風ウエアラブルを比較する(図表1)。この種の腕時計型端末はおおむね、活動量などのデータを捕捉するセンサーと、そのデータをデジタル処理するプロセッサー、データをスマートフォンやサーバーに送る通信チップの3点セットで構成される。

[図表1]
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アップルはこの3点セットを、SiP(システム・イン・パッケージ)という技術で搭載。半導体の封止技術を駆使し、高性能プロセッサーや大容量メモリなど複数の半導体を一パッケージにまとめ、大規模・高性能のシステムを構築できるのだ。

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